【27卒向け】動画選考でよくある質問5選|答え方のコツ・テンプレ・悪い例まで
2025/10/17
目次
はじめに
動画面接(録画面接/ワンウェイ面接/オンデマンド面接)は、短時間で人柄・伝達力・再現性を見抜くために使われます。だからこそ「何を聞かれるか」を想定し、定番質問に“型”で答えられる準備をしているかどうかで通過率が大きく変わります。この記事は、よくある質問5つを取り上げ、ねらい(評価観点)→時間配分→悪い例→良い例→テンプレ→追質問対策→収録の注意まで、一問ずつ実戦レベルで落とし込みます。
キーワードは意識的に「動画選考」「録画面接」「動画面接」を散りばめています。Hタグ構造のままコピペで使えます。
動画選考は限られた視聴時間で比較しやすい質問が好まれます。評価者は次を見ています。
- 結論から話せるか(要点把握力)
- 具体例で支えられているか(再現性・信頼性)
- 声・表情・姿勢が安定しているか(非言語の伝達力)
- 自社への接続があるか(志望動機の質)定番質問に汎用テンプレ×自分の材料を掛け合わせると、どの企業の録画面接でもブレずに戦えます。
まず全体戦略:1分回答の基本フォーマット
1分=約180〜220字が目安。結論→理由/価値→具体例→成果/学び→未来で固定。
結論:私は◯◯な人材です
理由/価値:その強みは△△で価値は□□です
具体例:具体的には××でこう行動
成果/学び:結果は〜、学びは〜
未来:御社ではこの強みを◇◇に活かします
質問1|自己紹介をしてください
ねらい(評価観点)
要点を15秒でまとめられるか。名前・所属・強みの入口が言えるか。表情と声の第一印象。
時間配分の目安
15〜25秒。長くても30秒以内。
悪い例
「◯◯大学の△△です。趣味は映画鑑賞で…高校の時から…」と履歴や趣味を羅列して1分超。主語が散らばり評価者が迷子。
良い例
「◯◯大学経済学部の△△です。課題設定→検証を徹底する分析力を強みとしています。今日は“ゼミ運営改善”の事例で自己PRにつなげます。」
一言で人物像×評価ポイントを提示し、次の質問(自己PR)へ導線を引く。
即コピ用テンプレ(15秒)
「◯◯大学◯◯学部の△△です。強みは□□(ひと言)。以降の質問では、その強みが最も表れた“××の事例”を中心にお話しします。」
収録・話し方の注意
開始0.5秒で笑顔+ワントーン高めの声。語尾を落とさずハッキリ締める。目線はカメラ。
質問2|自己PRをしてください
ねらい(評価観点)
結論先出し・具体例の鮮度・成果の客観性。動画面接ではテンポと聞き取りやすさも重要。
時間配分の目安
45〜60秒。1事例に絞るのが鉄則。
悪い例
「高校では〜、大学では〜、アルバイトでは〜」と時系列で全部盛り。結論が最後まで出ず、伝わらない。
良い例(60秒版)
結論:「私の強みは合意形成の速さです。」
理由:「対立要因の可視化→選択肢化→小さな合意の順で進めます。」
具体例:「ゼミの共同研究で方向性が割れた際、論点を3軸でホワイトボード化し、A案の短期成果/B案の長期価値を併記。翌日の投票までに小さな検証を入れ、A’(折衷)で納期厳守×質担保を両立。」
成果・学び:「発表は最優秀、以降のミーティング時間は平均15%短縮。論点を見える化すると合意は速いと学びました。」
未来:「御社ではこの“合意形成の速さ”で、部門横断の案件推進に貢献します。」
30秒ショート版
「強みは合意形成。ゼミの方向性対立を、論点の可視化と小さな実験で翌日に決着。納期と質を両立しました。入社後は部署連携の推進で活かします。」
テンプレ
結論(強み)→やり方のキーワード(2〜3語)→単一の事例→数値/結果→学び→御社での活用先
よくある追質問
- Q: その強みをどう測定しましたか?A: 所要時間/成果/満足度など3指標で比較。ベースラインとの差分を提示。
- Q: 再現性は?A: 施策を手順化し、別案件でも同手順で再現。失敗時の分岐も持っています。
質問3|志望動機を教えてください
ねらい(評価観点)
企業固有の“なぜこの会社なのか”。自分の強み×事業の接点。抽象ワード(理念・成長)だけはNG。
時間配分の目安
40〜60秒。
悪い例
「理念に共感」「成長できる」で終わる使い回し。具体的接点がゼロ。
良い例(60秒)
結論:「◯◯事業で□□に貢献している点に惹かれました。」
接点:「私の強み“ユーザー洞察→仮説検証”は、御社のデータ活用型プロダクトと親和性が高いです。」
具体:「学内アプリの改善で“離脱導線の可視化→A/Bテスト”によりCVRを12%改善しました。」
未来:「入社後は短周期の仮説検証を回し、◯◯機能のオンボーディング改善で価値提供速度を上げます。」
テンプレ
御社固有の魅力(事業/顧客/技術)→自分の強み→接点の具体→入社後の貢献画
追質問
- Q: 競合ではなく当社である理由は?A: 差別化要因(プロダクトの思想・顧客層・組織の意思決定速度)を具体で答える。
質問4|学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
ねらい(評価観点)
課題認識→行動→結果→学びの筋の強さ。規模よりもプロセス品質。
時間配分の目安
45〜60秒。
悪い例
活動の説明が長い。自分の役割と成果がぼやける。
良い例(STAR×60秒)
状況S:「学祭実行委で来場者の回遊が低い課題」
課題T:「導線が分かりづらく滞留。滞在時間15分」
行動A:「動線マップの再設計→サイン設置→SNSで“次のオススメ導線”配信。ボランティア導線案内も導入」
結果R:「滞在時間+28%、出店売上+18%。再現性のある導線設計フレームを作成」
学び:「行動を可視化→即時誘導**で変えられる」
テンプレ(STAR)
S→T→A(2〜3手)→R(数値)→学び→応用先
追質問
- Q: あなたが主導した部分は?A: 意思決定・設計・検証のどこを握ったかを明確に。
質問5|最後に一言お願いします
ねらい(評価観点)
締めの再強調×未来志向。録画面接では余韻が印象を決めます。
時間配分の目安
10〜20秒。
悪い例
「ありがとうございました」だけで終了。価値の再提示なし。
良い例(20秒)
「強みの合意形成の速さで、部署横断の推進に貢献します。入社後は短い検証サイクルで価値提供を加速します。よろしくお願いします。」
テンプレ
強みの再提示→入社後の活用先→前向きな一言
よくある追質問カタログ(抜粋と返し方)
- 失敗経験は? どうリカバリーした?失敗の構造化(原因→対策→再発防止)。感情話で終わらせない。
- チームでの対立をどう解決?論点の可視化→選択肢提示→小合意の積み上げを手順化。
- 自己PRの強みを裏づける客観データは?時間短縮率・満足度・成果物の評価など数字を置く。
録画面接(ワンウェイ)特有の攻略ポイント
時間設計
- 60秒設問:結論10→例40→未来10
- 30秒設問:結論10→例15→未来5タイマーを画面外に置き、語尾を落とさず締める。
視線・声・間
- 視線:レンズ中心から数ミリ上を見て、目線の揺れを止める
- 声:普段よりワントーン高め、語尾は子音まで出す
- 間:句点0.5秒。一気に詰めない
画角・環境
- 画角:胸上〜頭上少し空く構図。逆光回避
- 照明:正面ライト1灯で影を消す
- 音:エアコン音・通知音オフ。内蔵より有線マイク推奨
- 背景:無地/整理済み。ポスター乱立はNG
回答の言い換え辞典(NG→OK)
- 抽象「成長したい」→ 具体「◯◯領域でXXを月次で改善したい」
- 自慢調「自分が全部やりました」→ 協働「関係者の合意形成を自分がリード」
- 主観「頑張りました」→ 客観「所要時間−22%/満足度+0.3pt」
30秒版テンプレ(5問まとめ)
- 自己紹介:名前・所属・強みひと言→次の設問で事例化します
- 自己PR:結論→事例→成果→未来
- 志望動機:御社固有×自分の強み→入社後の貢献
- ガクチカ:STAR簡潔+学び→応用
- 最後に一言:強み再提示→前向き宣言
練習プロトコル(今日からできる)
- 台本はキーワード箇条書きのみ
- 3本連続で録って、最も自然な一本を採用
- 友人に「聞き取りやすさ/説得力/好感」10点満点で採点してもらう
- 改善点を1つだけ決めて再撮影(多すぎる矯正は不自然)
- 本番当日は口角2mmアップ→深呼吸3回→第一声を明るく
直前チェックリスト
☑︎タイマー準備/通知オフ
☑︎レンズ位置=目線の高さ/画角OK
☑︎照明・音・背景OK
☑︎強みワードを冒頭10秒で言えているか
☑︎語尾を落としていないか/間を置けているか
まとめ|定番5問は“型×自分の材料”で無双できる
動画面接(録画面接)は想定できる設問が多い=準備で差がつく選考です。
この5問を結論先出し×単一事例×数値×未来接続で固めれば、どの企業の動画選考でも安定して実力が出せます。
あとは場数。自分の声・表情・間合いは、録画して客観視した人ほど伸びます。