自己PR動画は編集してもいい?2025年最新の採用担当者が教える「OK・NGライン」

ライター

田中美咲(人事コンサルタント)

大手企業の人事部門で15年以上のキャリアを持つ。新卒採用から中途採用まで幅広い採用業務を経験し、現在は人事コンサルタントとして企業の採用戦略立案や面接官トレーニングを手がける。特に、応募者の潜在能力を見抜く面接技法に定評がある

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大手企業の人事部門で15年以上のキャリアを持つ。新卒採用から中途採用まで幅広い採用業務を経験し、現在は人事コンサルタントとして企業の採用戦略立案や面接官トレーニングを手がける。特に、応募者の潜在能力を見抜く面接技法に定評がある

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📖 この記事はこんな人におすすめ

・自己PR動画を編集してもいいのか不安な方

・編集のOK・NGラインを知りたい方

・採用担当者が評価するポイントを理解したい方

・スマホで編集する方法を知りたい方

・V+ingで効果的な動画を作成したい方

「自己PR動画って編集してもいいの?」

就活で動画提出を求められるとき、この疑問を抱く学生は91.2%にのぼります(当社調べ)。

結論:V+ingに、編集した自己PR動画を投稿することは基本的にOKです。ただし、使用する場面とその目的によってルールが大きく異なります。

この記事では、1000本以上の自己PR動画を審査した経験を持つV+ing運営チームが、編集の「OK・NGライン」を実例とともに徹底解説します。

自己PR動画編集の現状と学生の不安


就活生の8割が抱える「編集への罪悪感」

自己PR動画編集に関する学生アンケート結果

  • 編集に不安を感じる:91.2%
  • 「ズルしている気がする」:67.8%
  • 具体的な基準が知りたい:88.4%
  • 編集方法がわからない:73.9%

※2024年12月 V+ing利用者1,247名対象調査

多くの学生が「動画を編集するのは不正行為では?」という不安を抱えています。しかし、この考え方は根本的に間違いです。

履歴書を清書し、面接で話す内容を事前に整理するのと同様に、動画編集も「伝えたいことを伝わりやすい形にする準備」に過ぎません。

学生が本当に知りたいのは「感覚的なOKライン」

単純な「○か×か」ではなく、学生が求めているのは:

  • 具体的にどこまでなら許容されるのか?
  • この編集は「やりすぎ」に該当するのか?
  • 採用担当者は何を基準に判断しているのか?

といった、実践的で感覚的な基準です。

【重要】編集ルールは使用場面で180度変わる


自己PR動画の編集可否を語る上で、最も重要なのは「どこで使うか」です。

V+ingでは編集推奨!魅力を最大限伝えるプラットフォーム

💡 V+ingの編集方針

「自分の魅力を伝えるための編集は積極的に推奨」

理由:書類だけでは伝わらない「その人らしさ」や「熱量」を60秒で効果的に届けるため

V+ingで推奨される編集例:

  • 明るさ・色味の自然な調整
  • 不要な「えー」「あのー」のカット
  • 重要ポイントのテロップ強調
  • 雰囲気を高めるBGMの追加
  • 話すテンポの微調整

企業の動画選考では企業ルールが絶対

一方、企業から直接求められる動画選考では、企業が設定したルールが最優先です。

企業の指示例 対応方法 注意点
「編集なしで提出」 一発撮りで対応 練習を十分に重ねる
「カット編集禁止」 通し撮影のみ 構成を事前にしっかり考える
「BGM・テロップ禁止」 音声と映像のみ 話し方と表情で勝負
「編集について言及なし」 基本的な編集はOK 過度な加工は避ける

📋 重要なチェックポイント

  • 企業からの選考要項を必ず確認
  • 「動画について」「編集について」の記載をチェック
  • 不明な場合は採用担当者に直接確認
  • V+ing経由のスカウトは基本的に編集OK

採用担当者が重視する真の評価ポイント


編集技術よりも「人柄」が決定要因

現役採用担当者の声

「編集の上手さで採用を決めることはありません。重要なのは、その人の誠実さや熱意、一緒に働きたいと思える人柄が伝わるかどうかです。」

東証プライム上場企業人事部長

実際に1000本以上の動画を審査した経験から言えるのは、採用担当者が注目するのは以下の3点です:

  • 誠実さ・信頼性:嘘や誇張がないか
  • コミュニケーション能力:考えを分かりやすく伝えられるか
  • 人柄・個性:一緒に働きたいと思える魅力があるか

編集がプラス評価になるケース

✅ プラス評価につながる編集

  • 適度なカット編集:話すテンポが向上し、内容が頭に入りやすい
  • 自然な明るさ調整:表情がハッキリ見え、好印象を与える
  • 要点のテロップ強調:重要なキーワードが記憶に残りやすい
  • 控えめなBGM:話に集中しつつ、雰囲気が向上

編集がマイナス評価になるケース

❌ マイナス評価につながる編集

  • 過度な顔加工:本人確認が困難、信頼性に疑問
  • 声質の大幅変更:本人性を疑われる
  • 派手すぎるエフェクト:内容に集中できない
  • BGMが大音量:話の内容が聞き取れない

編集OK・NGの明確なボーダーライン


許容される編集範囲

編集内容 許容レベル 具体的な基準 注意点
明るさ・色味調整 推奨 自然な肌色になる程度 過度に明るくしない
不要部分カット 推奨 「えー」「あのー」の除去 話の流れを保つ
テロップ挿入 推奨 重要キーワードの強調 読みやすいフォント選択
BGM追加 条件付きOK 声が聞こえる音量 雰囲気に合った選曲
軽微な肌補正 ⚠️ 要注意 ニキビ程度の補正 肌質を変えない程度
顔の形状変更 ❌ 完全NG 一切禁止 本人確認に影響
過度な肌加工 ❌ 完全NG 肌質が変わるレベル 信頼性を損なう
声質の大幅変更 ❌ 完全NG 別人レベルの変更 本人性に疑問

「編集しすぎ」を判断する3つの基準

☑️ 編集適正度チェックリスト

  • 面接時のギャップテスト 「面接で実際に会ったとき、違和感がないか?」
  • 本人性の保持テスト 「この動画の人物が確実に本人だと分かるか?」
  • 誠実性の印象テスト 「この人は信頼できる人物だと感じられるか?」

すべてに「Yes」と答えられる編集が、適切な範囲と考えてください。

スマホでできる実践的編集テクニック


2025年おすすめ無料編集アプリ

アプリ名 特徴 難易度 おすすめ度
CapCut 高機能で完全無料
テンプレート豊富
★★☆ ★★★★★
InShot 直感的操作
SNS投稿に最適
★☆☆ ★★★★☆
VLLO シンプルで使いやすい
テキスト機能が優秀
★☆☆ ★★★☆☆

必須の基本編集テクニック4選

1. 不要部分の効果的なカット方法

💡 カット編集のコツ

対象:「えーっと」「あのー」長い沈黙

方法:話の区切りで自然にカット

注意点:話の論理性を保つ

目安時間:元動画の10-15%程度をカット

2. 自然な明るさ・色味調整

💡 色補正のポイント

明度:+10~20%程度(顔がハッキリ見える程度)

彩度:±5%以内(自然な肌色を保つ)

コントラスト:+5~10%(メリハリをつける)

確認方法:他の人に見てもらい自然か確認

3. 効果的なテロップ挿入

💡 テロップデザインの原則

フォント:ゴシック体(読みやすさ重視)

サイズ:画面幅の1/8~1/6程度

色:白文字+黒縁(視認性最高)

表示時間:読むのに十分な3-5秒

位置:画面下部1/3以内

4. BGM選択と音量バランス

💡 BGM設定の黄金比

音量比:声80% : BGM20%

ジャンル:アコースティック、ピアノ系

BPM:70-90(落ち着いた印象)

著作権:必ずフリー素材を使用

編集前後の劇的変化事例

編集前後の比較

1️⃣ 【編集前】

「えーっと…私は…えー…」→ 聞きにくい
薄暗い映像 → 表情が見えない
単調な話し方 → 印象に残らない
背景音 → 集中を妨げる

2️⃣ 【編集後】

スムーズな話し方 → 内容が頭に入る
明るくクリアな映像 → 好印象
要点がテロップで強調 → 記憶に残る
適切なBGM → 雰囲気向上

V+ingならではの動画作成サポート


アプリ内の充実した編集サポート機能

💡 V+ing独自のサポート機能

・話す構成テンプレート 話すお題ごとに、伝わりやすい構成案を見ながら撮影できる

・プレビュー機能 企業目線での仕上がりを事前チェック

成功事例:編集で内定獲得

利用者成功事例

Aさん(大学3年生・経済学部)
課題:話すスピードが早すぎて内容が伝わらない

V+ing活用:
テンプレートを使用して構成を改善

結果:第一志望の商社からオファーが!

「構成機能のおかげで、本当に伝えたいことが企業に届きました」

よくある質問と専門的回答


❓ よくある質問

Q1: 編集していることがバレたら評価が下がりますか?

A: 適切な編集なら全く問題ありません。むしろ「相手に伝わりやすいよう工夫している」としてプラス評価になることが多いです。重要なのは:編集の目的が「魅力を伝える」ことか、本人性を損なっていないか、過度な加工になっていないか。これらを満たしていれば、編集技術は評価対象外です。

Q2: V+ingでの動画時間は?

A: 60秒以内で指定しています。理由:採用担当者の集中力(多くの人事が60秒以内なら最後まで視聴)、要点整理の効果(短時間で話すことで論理性が向上)、スマホ視聴への配慮(移動中でも見やすい長さ)。※企業の動画選考では指定時間に必ず従ってください

Q3: 無料アプリでプロ級の動画は作れますか?

A: 十分可能です。現在の無料アプリの機能は非常に高度で、4K画質での編集・出力、プロ仕様のカラーグレーディング、高品質なトランジション効果、音声の自動レベル調整が実現できます。重要なのはアプリ選択より「何を伝えたいか」の明確化です。

Q4: BGMの著作権で注意すべき点は?

A: 必ずフリー素材または許諾済み音源を使用。安全な音源サイト:YouTube Audio Library(完全無料)、DOVA-SYNDROME(国内最大級)、MusMus(シンプルで使いやすい)、Artlist(有料だが高品質)。絶対避けるべき:市販楽曲の無断使用、YouTubeからの音源抜き取り、著作権不明の音源

📌 まとめ

自信を持って動画撮影に挑戦しよう

編集に関する最終結論

自己PR動画編集の基本方針

  • V+ingでは編集を積極推奨(魅力を最大限伝えるため)
  • 企業選考では企業ルールが最優先(必ず確認)
  • 目的は「自分らしさを伝える」こと(技術自慢ではない)
  • 過度な加工は絶対NG(信頼性を最重視)

最後に:編集は「手段」、主役は「あなた」

動画編集の技術論に時間を費やすより、「どんな人として企業に知ってもらいたいか」「何を一番伝えたいか」を深く考えることが重要です。編集はその想いを効果的に届けるための道具に過ぎません。

V+ingは、あなたの「今この瞬間の熱量」を企業に確実に届けるプラットフォームです。完璧を求めず、まずは撮影から始めてみませんか?あなたの個性と熱意を待っている企業が、きっと見つかります。