【自己PR】動画選考で落ちやすいフレーズとは?NGワード30選を公開します
2025/10/17
動画選考でやりがちなミス NGワード30選
目次
はじめに
27卒の就活では、動画選考(録画面接・ワンウェイ面接)の導入が一気に広がっています。
企業は短時間の動画で「人柄」「強み」「志望度」を見極め、次の選考に進むかどうかを判断します。
この形式では、話し方以上に“言葉の選び方”が合否を左右するのです。
特に自己PR動画で無意識に出てしまう「NGワード」。
これを口にすると、どんな経験があっても「伝わらない」「差別化できない」「志望度が低い」と受け取られ、評価を落としてしまいます。
この記事では、就活生が言いがちなNGフレーズ30選をジャンル別に整理し、なぜNGなのか・どう言い換えるべきかを具体例と一緒に解説します。
この記事で分かること
- 自己PR動画でよくある NGワード30選
- その言葉がなぜ評価を下げるのか
- どう言い換えれば 印象に残る言葉 になるのか
- 録画面接ならではの 準備と改善の方法
録画面接における「NGワード」が致命的な理由
一発撮りで“やり直し”ができない
動画選考はほとんどが一発撮り。
一度NGワードを口にすると、リアル面接のように挽回できず、そのまま人事に提出されます。
短時間で“比較”される
人事は数十人〜数百人の動画を短時間で視聴します。
「抽象的で誰でも言える言葉」はすぐに忘れられ、記憶に残りません。
冒頭の数秒で“印象が固まる”
動画選考は冒頭5〜10秒が勝負。
そこで「頑張ります」などの薄いフレーズが出ると、最後まで見てもらえないリスクがあります。
自己PR動画のNGワード30選(5ジャンル×6フレーズ)
1. 抽象的すぎるNGワード
NG:頑張ります
👉 何をどう頑張れるのかが伝わらない。
✅ 言い換え:「◯◯を半年間続け、□□を達成した行動力を活かします」
NG:なんでも挑戦します
👉 軸がなく、受け身に映る。
✅ 言い換え:「SNS運用でフォロワー◯◯人増加を実現。マーケ領域で挑戦したいです」
NG:精一杯努力します
👉 抽象的で具体性がゼロ。
✅ 言い換え:「資格学習を毎日2時間継続し合格。継続力を強みとします」
NG:成長したいです
👉 自分目線で企業価値につながらない。
✅ 言い換え:「営業経験を通じて提案力を高め、御社の新規顧客開拓に貢献します」
NG:挑戦が好きです
👉 根拠のない宣言に聞こえる。
✅ 言い換え:「留学先で異文化チームの企画を成功させた経験を活かします」
NG:前向きに取り組みます
👉 抽象的で差別化できない。
✅ 言い換え:「新人時代に任された研修設計を完遂した積極性を強みにしたいです」
2. 差別化できない“ありきたり”ワード
NG:コミュ力があります
👉 曖昧で測れない。
✅ 言い換え:「アルバイトで10名をまとめ、売上120%達成しました」
NG:協調性があります
👉 汎用的すぎる。
✅ 言い換え:「ゼミの対立を整理し、最優秀賞につなげました」
NG:責任感があります
👉 自己申告では伝わらない。
✅ 言い換え:「部活キャプテンとして練習計画を完遂しました」
NG:リーダーシップがあります
👉 根拠なし。
✅ 言い換え:「20人規模のイベントを企画し成功させました」
NG:主体性があります
👉 具体性ゼロ。
✅ 言い換え:「企業研究会を立ち上げ、仲間を巻き込み活動しました」
NG:チャレンジ精神があります
👉 誰でも言える。
✅ 言い換え:「未経験から半年で資格合格を実現しました」
3. 志望動機を弱くするワード
NG:御社の成長に惹かれました
👉 他社でも使える。
✅ 言い換え:「◯◯事業が△△市場でシェア1位を取っている点に惹かれました」
NG:安定していると思いました
👉 守りの印象。
✅ 言い換え:「安定基盤を土台に新規事業を拡大している点に魅力を感じました」
NG:大手だから安心
👉 受け身すぎる。
✅ 言い換え:「大規模案件に挑戦できる環境に惹かれました」
NG:雰囲気が良さそう
👉 準備不足に見える。
✅ 言い換え:「OB訪問で聞いた“挑戦を歓迎する文化”に魅力を感じました」
NG:とにかく入りたいです
👉 動機が浅い。
✅ 言い換え:「◯◯の経験を活かして□□に貢献したいです」
NG:有名だから選びました
👉 消極的で差別化できない。
✅ 言い換え:「ブランド力を活かして□□市場で挑戦できる点に魅力を感じました」
4. ネガティブに映るフレーズ
NG:学生時代は特に…
👉 経験ゼロと受け取られる。
✅ 言い換え:「塾講師を3年間続け、生徒を卒業まで支えました」
NG:得意なことはあまり…
👉 自信のなさが伝わる。
✅ 言い換え:「小さなことを継続する忍耐力を強みとします」
NG:短所は完璧主義です
👉 テンプレ回答。
✅ 言い換え:「時間管理で調整し、作業効率を改善しました」
NG:特に強みはないです
👉 即落ちワード。
✅ 言い換え:「周囲から相談されやすく、調整力に強みがあります」
NG:あまり考えたことがないです
👉 準備不足を露呈。
✅ 言い換え:「直近のゼミで分析力を培った経験を話します」
NG:御社以外でも大丈夫です
👉 志望度が低く見える。
✅ 言い換え:「複数社検討していますが、□□の点で御社が第一志望です」
5. 動画で特に伝わりにくい行動・言葉
NG:「えっと」「あのー」を繰り返す
👉 緊張感が強調される。
✅ 言い換え:3秒深呼吸→短文で区切る。
NG:「特にありません」で締める
👉 最後の印象が最悪。
✅ 言い換え:「改めて△△の強みで御社に貢献したいです」
NG:「御社に入れば何でもやります」
👉 軸がない。
✅ 言い換え:「□□を軸に幅広く挑戦したいです」
NG:「頑張ったことは特にないです」
👉 評価が即下がる。
✅ 言い換え:「日常の小さな改善を積み重ね成果を出しました」
NG:「自分は普通です」
👉 平凡さを強調。
✅ 言い換え:「平均的な環境でも□□を工夫し成果を出しました」
NG:語尾が消える・早口
👉 聞き取れず損をする。
✅ 言い換え:語尾をはっきり、句読点ごとに0.5秒間を置く。
事例:言葉を変えるだけで評価が変わる
ある学生は自己PR動画で、
「私はコミュ力があります。なんでも挑戦します。」
と話しました。
結果は一次落ち。人事コメントは「具体性がなく、志望度も感じられない」でした。
同じ学生が言い換え後に撮影した動画ではこうでした。
「サークルで30人をまとめ、合宿企画を成功させました。調整力と実行力を強みとし、御社でも成果を出したいです。」
今度は評価が一転し、次の選考に進めました。
👉 同じ経験でも“言い回し”で180度変わるのが動画選考なのです。
今日からできる改善アクション
- NGワードをすべて書き出し、自分の台本に含まれていないか確認する。
- 抽象的な言葉を「具体的な経験+数字」に置き換える練習をする。
- スマホで30秒録画し、自分の言葉がありきたりになっていないか確認する。
- 友人やキャリアセンターに見てもらい、フィードバックを受ける。
まとめ|自己PR動画は“具体性と独自性”が勝負
動画選考・録画面接では、内容よりも言葉の質が印象を左右します。
- 抽象語は削り、具体的な数字や場面を入れる。
- ありきたりな言葉は避け、経験をユニークに表現する。
- 志望動機は「御社だからこそ」の接点を示す。
自己PR動画は短いからこそ、言葉の選び方が差を生む最大の要素です。
今日紹介した30のNGワードを避け、自分らしさを具体的に伝える動画を作っていきましょう。